こんにちは。
Mango
マンゴー
パートナーと初めて会って、
その日の夜にメールが来て、最初のデートの約束をしました。
最初のデートでは
「ペレの椅子」という、
オアフ島の有名なパワースポットに行きました。
事前に来たメールには、
水着を下に着てくること
スニーカーをはいてくること
ビーサンを持ってくること
その他は何もいらない。
っていう指示でした。
その通りにして、気楽な気持ちで行ったのです。
すると、
普通、そこに行く時の行き方ではなくて
海側の方から、「道なき道を行く行き方」で連れて行ってくれました。
ゴロゴロとした石の道を歩いたり、
草ボーボーのところをかきわけて進んだり、
ジャブジャブと水の中を腰まで浸かったり泳いだりして
着ていたシャツや短パンを、
脱いで絞って、また着たり。
私にとっては、大冒険。
パートナーは、
自分が先頭に立って、こうすれば大丈夫というのを見せながら
私に、好きにチャレンジさせてくれる。
小さい頃から何度も来てるところだし、
土地のことをよくわかっている。
安全だから大丈夫、と話してくれつつ
常に見守り、気遣ってくれる感じも伝わってくる。
だから、自分には無理だな、って思ったら
「助けて」って言うことができました。
そうすると、手をつないでくれたり
持ち上げてくれたり、サポートしてくれる。
だから、そんな大冒険だったけれど
温かな安心感も感じていました。
途中休憩もしながら、準備してくれていた
飲み物をくれたり。
鼻歌を歌いながら、
子どもの頃にかえったような気持ちで
ワクワク楽しんでいる自分に気がついた時は
なんだかとっても嬉しかったのを覚えています。
そしてついに、海側から「ペレの椅子」が見えるところに着いて
岩場に座って、彼がリュックから取り出したのが
マンゴー。
お家にマンゴーの木があって、そこからとってきた
というそのマンゴーを、彼がナイフで切ってくれました。
甘い香りと、鮮やかなオレンジ色の果肉。
たどり着いた達成感と、
「ペレの椅子」と大海原の素晴らしい景色と、
ジューシーなマンゴーのお味に、大感動でした。
↑
海側から見た「ペレの椅子」
そして、帰りは歩きやすい道路を歩いて、車まで戻り
近くのビーチでのんびりしました。
私はここで、うとうとお昼寝もしました。
どこまで安心していたのでしょう。笑
起きたら、パートナーはパートナーで
勝手に過ごしていました。
こんな初デートなんて、全く予想外。
強烈なインパクトと、「人生初」をたくさん経験した一日。
好かれようとか、相手がどう思ってるかとか
「頭で考える」なんていう余裕はなくて、
ただただ、楽しさとワクワクで、目の前の「体験」に飛び込んで
その時、その時で、直感的に行動するしかない。
これが、
自然体の、「素の自分」
ということだったんだと思います。
冒険の体験があったから、
その感覚を知ることができたのかもしれないな、と
今振り返って、そう思います。
ハワイという場所のおかげもあるのかもしれません。
そうして、
次のデート、また次のデート・・・と続いて3年半。
喧嘩をした時、自分の気持ちが不安になった時、
何度、この日のデートを思い出したことでしょう。
この日のデートの体験を思い出すことで、
その日に感じていた「安心感」や、
素の自分の感覚を取り戻すことができるからです。
その感覚に戻って、
「大丈夫」と自分に何度も言い聞かせてきました。
今では、素の自分の感覚が馴染んでいます。
喧嘩することもほとんどなくなりました。
ハワイが結んでくれたご縁を大切にしてきてよかった
と思っています。
パートナーにも、ハワイにも、感謝しかありません。
Mahalo,
<おまけの話>
「ペレの椅子」に行く途中、朝ごはんに食べた
Manapua「マナプア」
日本にはない食べ物で、これも人生初物!でした。
肉まんみたいだけど、大きくて、生地が厚くて重たい。
ハワイでは、こんながっつりしたのがみんな大好き。笑
▼チャイナタウンにある有名店
「Char Hung Sut」
64 N Pauahi St
Honolulu, HI 96817