たなかけいこです。

 

 

私は、小さい頃、

どんなに欲しいものでも、「買って」とお願いしても、

めったに、というか、ほとんど買ってもらえませんでした。

 

 

小学3年生か4年生の時、

毎日泣いて、泣いて、泣くほど欲しかった、

ファミリアのスヌーピーのトレーナー。

「唯一、買ってもらえた物」として記憶に残っています。

 

 

貧乏だったから、とか

そういうわけじゃなくて、笑

 

習い事も、私がやりたいことはダメで

母の決めたことしか、やらせてもらえませんでした。

 

 

そんな風に、何においても

私のことはすべて母親が決める、というスタイルだったのです。

 

 

 

ずっとそんなだったから、

高校生になって、

アルバイトでお給料をもらえた時は

それはそれは、嬉しかったです。

欲しいものが買える喜び!

買って、母に怒られるものもありましたけどね!

 

 

社会人になると、

ひとつ欲しいものを買っても

また欲しいものが出てきて・・・

まあ、若さ?でもあるのかもしれませんが

 

 

時代もバブル真っ只中でしたから、

欲しいものを手に入れることで、満たされるし

”持っている”ということに、幸せを感じた20代。

 

 

 

けれども、

結婚して、子どもが産まれて

離婚をする時思ったのが、

 

 

息子と一緒にいられるだけで、他には何もいらない

ということでした。

 

 

北九州の小倉というところに住んでいて、

そこから東京に帰ってきたのですが

 

 

実際、

息子の物と自分の身の回りの物以外、

20代に買い集めた高価な物も、

ほとんど処分したり、置いたままにしてきたんです。

 

 

そして、息子と二人の生活が始まると

今まであったものが無いからといって

別に不自由は感じませんでした。

 

だからかもしれませんが、

経済的にも、精神的にも、

物で心を満たす、ということに全く意味を持たなくなりました。

 

 

息子は何よりも愛おしいし、

家のことも、仕事も、息子がいたから頑張れて

息子のために生きていました。

でも、いつも何かが足りない感じ

心が満たされないと感じていました。

 

 

結婚すれば幸せになれるわけではない、

ということはわかったけれど、

 

「じゃあ、幸せって一体何だろう?」

そんな問いをずっと追いかけていた、30代。

 

 

 

そして、40代になって

コーチングやいろんな学びのおかげもあって

 

だんだん、それまでの経験からの学びも整理できるようになって

「幸せとは?」についての「答えらしきもの」

が見つかるようになってきました。

 

 

「青い鳥」チルチルとミチルのお話のように

「幸せ」は、外に探しに行って見つかるものではない、ということ

 

 

 

増やしていくより、減らしていきながら、

もともとそこにあった大切なものを見つけること。

 

 

 

そして、

断捨離やお掃除で、家の中も整理整頓すること

おしゃれや、身の回りも

アンチエイジング!!と戦うのではなく、素の自分を大切にすること。

 

そうして、外側からもシンプルにしていくことが

心の中もシンプルで、軽やかにする助けとなってくれるということ。

 

 

 

40代だからこそ、

これまでの歴史と経験があるからこそ、

自分に必要なもの、大切にしているものがわかってくる。

 

 

自分の人生に必要なものを見極めて、選択して

ここからの人生を、大切なものを大切にしながら生きる。

 

 

 

そうして過ごしていて、

48歳でパートナーに出会えたこと。

これが、私にとってのタイミング。

 

 

 

 

そして、今51歳。

 

これまでの自分の人生は、

好きだなと思うところも、ちょっとどうかと思うところもありますが・・・笑

それもこれも、すべてあったからこそ、の今。

心からそう思えています。

 

 

Mahalo,